公認会計士は独学で合格するのは無理?最短ルートを現役の私がご紹介します!

公認会計士

公認会計士ってやっぱり独学だと合格は難しいのかな?

なるべくお金をかけずに合格できる方法はないかしら。

公認会計士に興味がある方の中にはこのような疑問やお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

結論からお伝えすると、残念ながら独学のみで合格を目指することはかなり厳しいです。

ご期待に沿えず申し訳ありません(_ _;)

ただし!費用を安く抑える方法や独学に近い形で勉強を進める方法はあります。

そこで、今回はなぜ独学での合格が難しいのか並びに独学が難しい場合の最善策を一緒にみていきたいと思います!

僭越ながら、現役会計士の筆者がこれまでの経験を踏まえ、アドバイスさせていただきます。最後までお付き合いいただけると嬉しいです(_ _)

公認会計士を独学で目指すのは無理?

先にも述べた通り、独学で合格するのはかなり難しいです。

筆者は合格後、大手監査法人に入社しましたが、同じ部署に配属された約30名の同期の中で、1名だけ公認会計士資格スクール等に通わずに独学で合格した人がいました。

ただ、上司や後輩をあわせてもこの方以外に独学で合格までたどり着いたと聞いたことはありません。

つまり、独学で合格する人は1%もいないのが現実なのです。

でも、なんで独学で合格するのは難しいのかしら?

次章でその理由をみてみましょう。

独学で合格するのが難しい理由

筆者の経験をもとに独学での合格が難しい理由を3つ挙げさせていただきます。

重要論点の把握・選別・理解が難しい

独学の場合、公認会計士に関する試験範囲を自分で把握し、重要論点を選別・理解する必要がありますが、公認会計士の試験範囲は膨大であり、把握するだけでも相当な時間がかかります。

そのため、すでに試験範囲を熟知している公認会計士資格スクールの講師等から難しい論点や試験に出やすい問題の解説を受け、学んでいくことが合格への近道といえます。

これを誰のアドバイスも受けずに自らやるとなると時間効率が悪くまた、途中で挫折する可能性が高くなります。

そのため、一般的に独学ではなくダブルスクール等が推奨されているのです。

なお、一部の記事でCPA会計学院が公認会計士試験のための教材を出版しており、これがあれば独学が可能となっておりますが、2022年6月以降、CPA会計学院では各科目のテキストの販売を終了しています。

答案練習が少ない

試験本番は誰でも緊張するものです。

特に普段、緊張感のある中で答案練習をしていない人が試験本番にパニックになり、簡単な問題も解けなくなるということがよくあります。

この点、公認会計士資格スクールの生徒の多くは試験本番さながらの答案練習を普段から行っているため、独特の緊張感と時間制限の中で、最大のパフォーマンスを発揮することに長けています。

この試験への慣れという部分では答案練習の回数が少ない独学はどうしても不利になりやすいです。

他の受験生の存在を意識しづらい

正直、勉強仲間はいなくても合格できますが、同じ年度に公認会計士試験を受験するライバル達は意識しなければなりません

独学は仲間やライバルが周囲にいないため、どうしても受験生の中で自分がどの位置にいるのかが見えづらくなります。

しかし、試験本番では多数のライバルの中から勝ち上がる必要があり、他の受験生と自分の成績の位置関係を認識しておくことはとても重要になります。特に論文式試験は相対評価のため、他者との比較がかなり大切です。

この点、公認会計士資格スクールの学生は常日頃から他者と比べ、自分に足りていない部分を補っていることから、独学よりも合格にたどり着きやすいと言えます。

そんなこと言ったって、独学で勉強したい人もいるわよ。何か方法を教えなさいよ。

独学に近い形で合格するにはどうすればいい?

独学で合格することはかなり厳しいですが、独学に近い形で勉強を進める方法を3つのパターン別にご紹介させていただきます。

①公認会計士資格スクールの通信講座を選ぶ:自分のペースで勉強したいため、独学を考えている方向け

②キャンペーンを利用する:費用を抑えたいため、独学を考えている方向け

③独学+公開模試を活用する:絶対に独学のみで合格したい方向け

①公認会計士資格スクールの通信講座を選ぶ

自分のペースで学びたい方は通信講座をオススメします!

通信講座は通学講座より費用も安く、また好きなときに学習できるため自分のペースで勉強を進めることができます。

なお、公認会計士試験に強い以下の5つの公認会計士資格スクールは全て通信講座があります。

  • 資格の大原
  • 資格の学校TAC
  • CPA会計学院
  • LEC東京リーガルマインド
  • クレアール

公認会計士資格スクール(ダブルスクール)の違いは別の記事で詳しくご紹介しておりますので、良ければ併せて読んでみて下さい^^

公認会計士予備校の費用を完全比較!選ぶ基準をわかりやすく教えるよ!

公認会計士になるにはダブルスクールが必要?実体験を踏まえ、現役の私が解説します!

②キャンペーンを利用する

時期によっては公認会計士資格スクールが大々的なキャンペーンを行っており、割引価格でコースの申し込みができる場合があります。

また、各種イベントや個別相談会への参加で公認会計士資格スクールの入会金が免除になる等、事前に知っておくとお得になることが多数あるため、コースを申し込む前に各公認会計士資格スクールのホームページを見たり、資料請求をしてみることをオススメします。

【PR】※資料請求は以下のリンクからできます↓

さらに、一部の公認会計士資格スクールでは簿記検定試験の修了過程に応じて受講料を安く設定しています。

筆者の感想としては簿記検定2級までは独学で合格することが十分可能ですので、2級までは独学で勉強し、その後から通信講座をスタートさせるのも1つの手かと思います。

ちなみに、簿記検定2級・3級は月額1000円ほどで学べるWEB講座も多数ありますので、良ければ検討してみてください↓

【PR】

いつの時代にも求められる税務知識や日商簿記3,2級など経理に役立つ100講座が学べる動画サイト

なお、簿記検定1級は難易度がぐっと上がるため、独学よりも講義を受けることをオススメします。

③独学+公開模試を活用する

あまりお勧めしませんが、どうしても独学だけで進みたい!という方は公認会計士資格スクールが単発で発売する「短答式/論文式の直前対策講座」や「公開模試」だけは受講してほしいです。

そこで自分の知識や成績を再確認し、足りない部分をブラッシュアップすることで合格により近づくことができます。

まとめ

今回は公認会計士試験の独学の実態と独学が難しい場合の最善策をご紹介させていただきました。

もし費用面を理由に独学を考えているのであれば、公認会計士になればお金は十分取り戻すことができますので、そこは惜しまずに公認会計士資格スクールを受講したほうがよいかと思います。

皆様が自分に適した方法を見つけ、合格されることを祈っております☆

 

タイトルとURLをコピーしました