
公認会計士になりたいわ。
女性としてのメリットとかあるのかしら。
現代の日本において、自身の強みを持ちたい!手に職をつけたい!と考える女性は多いのではないでしょうか。
そんな女性の中には公認会計士に興味をお持ちの方もいると思います。
実際、公認会計士は女性のなりたい士業ランキングで毎回、上位に入る大人気の資格です。
そこで今回は、現役会計士の私が女性だからこそ語ることのできる「公認会計士としての女性のメリット5選」をお送りしたいと思います。
この記事では女性目線での生の声をお伝えするため、公認会計士になりたい女性の方には必見の記事内容となっております。
現役会計士の私が丁寧に解説しますので、是非最後までお付き合いいただけると嬉しいです(*^^*)
公認会計士の女性のメリット
公認会計士の女性のメリットは以下の5つです。
- 男女平等に働ける
- 産休・育休制度がしっかりしており、職場復帰がしやすい
- 非常勤勤務ができる
- 給料が高い
- 周囲が優しい
それぞれ詳しく解説します。
男女平等に働ける
女性の社会進出が進み、どの業種でも男女平等が謳われるようになりましたが、特に公認会計士業界は男女平等が進んでいると感じています。
例えば、公認会計士試験合格者が多く入社する監査法人では、ある一定年数が経つと、インチャージ(現場責任者)を持つようになりますが、この現場責任者も”女性だから、ちょっと任せるのはやめておこう””男性を優先しよう”なんてことは一切ありません。
女性にも男性と平等にリーダーを任される機会があり、人事評価についても優秀な人は正当に評価されます。
女性の中にはマネジャーやパートナーに昇格する人だってたくさんいますよ(*^^*)
〜参考〜
- スタッフ(新入社員はここからスタート!)
- シニア(インチャージ(現場責任者)を複数社持ち始めます)
- マネジャー(ここから管理職扱いで残業代がつきません)
- シニアマネジャー(マネジャーを数年間務めた後に昇格します)
- パートナー(監査報告書にサインをする人です)
産休・育休制度がしっかりしており、職場復帰がしやすい
公認会計士の職場では産休・育休制度がしっかりしており、また職場復帰もしやすい環境にあります。
実際、私は大手監査法人出身ですが、大手監査法人は特にその傾向が強く、産休明けで職場復帰する女性がかなり多い印象です。
ちなみに、大手監査法人の場合、男性でも育休を取る人がちらほら見受けられ、産休・育休に対する理解は進んでいる方だと思います。
産休に入るからとネチネチ言われたりするようなマタニティハラスメントも一切なく、職場復帰後も時短で帰ることが当たり前の雰囲気です。
大手監査法人の中には託児所を設けている所もあり、働く女性に寄り添った仕組みが構築されていますね。
そのため、公認会計士になれば、出産でキャリアを諦めるようなことはなく、第一線でずっと働き続けられるといった魅力があります。
ちなみに、もし公認会計士資格スクールに迷われている方がいましたら、CPA会計学院をお勧めします。
CPA会計学院は公認会計士関連のダブルスクールでいま最も勢いがあり、合格者を多数輩出している学校です。私は別のダブルスクールですが、優秀な先輩・後輩・同期の多くがCPA会計学院の出身者ですので、質は保証します。
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非常勤勤務ができる
公認会計士は働き方を選択できることもメリットであり、働き方の1つに非常勤勤務があります。
非常勤勤務は出社できる日数は限られてしまうものの、約5000円以上とかなりの高時給で働くことができます。
特に子供がいる女性で年中は働けないという場合に、一定期間だけ非常勤勤務をして稼ぐなど、働き方の選択ができるのは資格が持つ強さであり、公認会計士ならではの良さだと思います。
一般的に、大手監査法人の時給相場は4,000円〜6,000円の範囲ですが、中小監査法人では6,000円〜1万円が相場とされています。
理由としては、大手監査法人はブランド価値と安定性があり、多くの公認会計士が働きたいと考えるため、需要と供給のバランスが取れていることで時給を抑えられます。
一方、中小監査法人は大手ほどの知名度や安定性がないため、公認会計士を確保しにくいというのが実情です。 深刻な人手不足を避けるためにも、中小監査法人は時給を高めることで求職や定着を促す必要があるのです。
引用:MSAgent
給料が高い
前述した通り、公認会計士は男女平等のため、お給料だってたくさんもらえます!
以下で公認会計士の平均給与をみてみましょう。
公認会計士・税理士の平均年収
男:984万円(※1)
女:724万円(※2)※1「きまって支給する現金給与61万円×12ヶ月分」と「年間賞与その他特別給与252万円」を足した数(企業規模計1,000人以上の場合)
※2「きまって支給する現金給与49万円×12ヶ月分」と「年間賞与その他特別給与136万円」を足した数(企業規模計1,000人以上の場合)
このように男性に負けず劣らず、稼ぐことが出来るところも公認会計士の女性のメリットです。
周囲が優しい
男女平等、男女平等と言いつつ、実は女性だけが得していることがあります。
公認会計士は女性比率が全体の2割弱であり、圧倒的に男性より女性のほうが少ないです。(2024年12月末現在日本公認会計士協会女性会員比率:15.7%)
例えば10人規模の監査チームの場合、女性は2人ぐらいしかいません。
女性比率は年々増加しているものの、まだまだ少ないのが実態です。
そのため、監査法人のチーム内でもクライアント企業でも、女性は少ないことから、女性会計士というだけで”すごい!”と尊敬されたり、優しくされちゃったりします!
男性には厳しいクライアントの経理部長が女性が質問すると優しく応対してくれることも^^;笑
このように公認会計士になったあと、男性よりも女性のほうが得だなと思うこともありました。
ちなみに、今回は女性の公認会計士に焦点を当てて、メリットをご紹介しておりますが、公認会計士になってよかったことは他にもありますので、良ければ以下の記事も参考にしてみてください!
公認会計士になってよかったこと10選【現役会計士の意見を聞いてみよう】

なるほどね!公認会計士は女性にとって、とても良い資格みたいね。
ちなみに、デメリットもあるのかしら…。
皆さんにはメリットだけでなく、デメリットも把握したうえで公認会計士になるかを決めていただきたいため、公認会計士の女性のデメリットについてもいくつかお伝えしておこうと思います。
公認会計士の女性のデメリット
体力が必要
公認会計士はずっと自身の事務所で働くのではなく、クライアントの会議室を借りて業務をすることが多いため、会社間の移動が多いです。また出張も多く、全国各地に往査もします。
私も仕事を始めてから分かりましたが、たくさんの荷物を持って移動するのって思った以上に体力が必要です^^;
さらに、繁忙期には連日深夜まで業務をこなすため、睡眠時間も多くは確保できません。
繁忙期の残業時間について知りたい方は以下の記事も併せて読んでみてくださいね!
公認会計士の残業時間ってどれくらい?現役の私が徹底解説しちゃいます!!
私は入社当初は実家から会社に通っていましたが、あまりに睡眠時間が削られるため、すぐに一人暮らしを始めました。
男性と平等に第一線で働けるのは良いことですが、公認会計士は体力が必要不可欠なため、体力のない女性は注意しましょう。
繁忙期はプライベートとの両立が難しい
これは女性だけでなく、男性にも言えることですが、繁忙期はプライベートとの両立がかなり難しくなります。
女性だからといって業務量が減ることはなく、「深夜残業、休日出社」となるため、子供のいる女性などは家族の理解と協力が必須です。
よく繁忙期に恋人に振られてしまう人がいますが、それくらい繁忙期は連絡が取りづらく、プライベートとの両立が難しい時期になります。
そのため、繁忙期は周囲の協力も仰ぎながら生活し、少しでも自身の心と体の負担が減るような事前準備をしておくと良いかもしれません。
ちなみに公認会計士になって後悔した瞬間を掲載した記事もありますので、そちらも良ければ併せて読んでみてください。
まとめ
今回は公認会計士の女性のメリット及びデメリットを中心にお話させていただきました。
公認会計士試験は難易度が非常に高いですが、資格を取得すればメリットがたくさんありますね(*^^*)
自分の将来なりたい姿や人生プランをイメージし、公認会計士の資格を取ることでそのプランに一歩近づけるのであれば、取って損はないのではないでしょうか。
長い人生なので、たくさん悩み、考えてくださいね。
最後まで記事を読んでくださり、ありがとうございました!