【簿記検定2級の勉強時間】社会人が合格するためには〇〇時間必要!

簿記検定

会社に資格支援制度があるけど、簿記2級って社会人でも受かるのかしら。

簿記3級に合格したから2級も受けたいな。

社会人になると、営業や経理部はもちろん、事務職でも仕訳を起票する等、簿記や会計に触れる機会って意外と多いですよね。

会計数値を把握できるようになることは自分の知識や仕事の幅を広げるだけでなく、会社の抱えている問題や未来を予想するための指標としても役に立ちます。

特に簿記2級まで持っていれば、実際の仕事でも役立つと言われており、社会人にとって大きな武器になりますよ!

今回は社会人で簿記2級を目指す方向けに、必要な勉強時間や学習方法等を深堀して解説していきますので、参考にしていただければと思います。

現役会計士の筆者(簿記1級〜3級も合格しているのでご安心を^^;)がこれまでの経験も踏まえてアドバイスさせていただきますので、是非、最後までお付き合いいただけると嬉しいです!

合格までの勉強時間

一般的に、簿記2級合格までに必要な勉強時間は約250時間と言われています。
合格までの勉強時間は簿記関連の資格に強い専門学校でも公表しています↓
・TAC:2級:200~250時間 ※
・クレアール:250~300時間※
・LEC東京リーガルマインド:200時間※
※簿記3級レベルの知識があることを前提とした学習時間
専門学校により、多少の差はありますが、平均したらおおよそ250時間程度であることがわかりますね。

ちなみに、筆者の実際の勉強時間も計算すると約250時間であり、一般的な数値と近似しています!

Q.簿記3級を飛ばして、簿記2級から受験することは可能?

A.可能です。ただし、簿記2級で合格するためには簿記3級で学ぶ簿記の基礎知識が不可欠なため、勉強時間は3級合格のために必要な100時間がプラスされ、約350時間と考えていただくのが良いです。

結構、勉強しないとだな…。

やっぱり独学は無理かな。

社会人の場合、時間の関係上、独学で合格を目指したい方も多いと思いますが、2級となると合格できるのか不安になりますよね。

そこで、次は簿記2級の学習方法について解説していきたいと思います!

独学or専門学校?

簿記2級は独学でも合格することは可能です。

実際に、筆者の周りにも専門学校やオンライン講座を利用せず、テキストのみで合格した強者が何名もおります。

ただ、簿記2級は商業簿記(※1)のみならず、工業簿記(※2)も範囲に含まれるため、簿記3級と比較すると、独学よりも専門学校やオンライン講座を受講したほうが合格しやすい方も多いと思います。

〜用語の説明〜

※1「商業簿記」は、購買活動や販売活動など、企業外部との取引を記録・計算 する技能で、企業を取り巻く関係者(経営管理者・取引先・出資者等)に対し、適切、かつ正確な報告(決算書作成)を行うためのものです。

※2「工業簿記」は、企業内部での部門別や製品別の材料・燃料・人力などの資源の投入を記録・計算する技能で、経営管理に必須の知識です。

引用:商工会議所ホームページ

そんなこと言われても独学か専門学校かなんて、自分じゃなかなか決められないわ…。

そんな方も多いと思いますので、今回は独学or専門学校を判別するタイプ別フローチャートを作ってみました!

タイプ別フローチャート

以下の質問に回答して自分のタイプを確認してみてください!

いかがでしょうか?

皆さんのタイプは判別できましたか?

ちなみに、筆者は専門学校で学びました。

では、学習タイプが決まった皆さん向けにそれぞれの学習方法について詳しく解説していきます!

独学の場合

書店に行くと、資格に関する本を置いているコーナーに簿記検定の本がありますので、その中で自分に合った本を選んで下さい。

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感想(11件)

このテキストで何人も独学合格を勝ち取っています!

専門学校の場合

簿記については「資格の大原」や「TAC」「クレアール」「LEC」等の大手専門学校で講座が開講されています。

まずは資料請求をして、どのような講座が開設されているかを確認することをおすすめします。

オンライン講座の場合

専門学校に通わなくても、ネットで調べるだけでたくさんのオンライン講座が出てくると思います。

【PR】簿記検定2級については以下のようなオンライン講座も開設されてますので、検討してみてください↓↓



いつの時代にも求められる税務知識や日商簿記3,2級など経理に役立つ100講座が学べる動画サイト

また、社会人から公認会計士を目指したい方向けの記事も掲載しておりますので、良ければ併せて読んでみて下さいね^^

公認会計士を社会人から目指すのって無理?現役会計士がその真相をデータから読み解きます!

社会人が勉強時間を捻出するには?

基本的にどんな資格であっても勉強さえすれば、合格することが可能ですが、社会人の場合、課題となるのが「どうやって時間を捻出するか」です。

社会人である以上、働かないわけにはいかず、仕事の後は疲れで勉強どころではない方も多いと思います。

そこで今回は私が公認会計士受験生時代に実施していた、時間の生み出し方・効率的に勉強するコツを簡単にご紹介したいと思います!

①朝の時間を有効活用する
②電車はもちろんテキストを持つ(寝ちゃうなら座らない!)
③寝る前は暗記したいことを徹底的に見てから寝る
④運動しながら暗記をする

朝の時間を有効活用する

ご存じの方も多いと思いますが、朝目覚めてからの2~3時間は脳が最も効率よく働く「ゴールデンタイム」と呼ばれています。

仕事をしていると午前中の方が集中力が高く、効率よく働ける方も多いのではないでしょうか。

そのため、会社から帰って来てから勉強をするスケジュールを組むよりも、可能であれば朝、少し早く起きて勉強をした方が確実に効率がいいです。

電車はもちろんテキストを持つ(寝ちゃうなら座らない!)

通勤時の電車では必ず簿記のテキストを片手に持ちましょう!

筆者は受験時代、遠くの予備校に電車で通っていたのですが、座席に座るとすぐに爆睡してしまうため、1時間30分ほどの通学時間はわざと立つようにしていました。

寝る前は暗記したいことを徹底的に見てからすぐ寝る。

これも有名な話ですよね。暗記したい事柄を脳に定着させるためのゴールデンタイムは、寝る前の30分と言われており、寝る直前で行ったことはより忘れにくくなる傾向があります。

なお、念のための注意点ですが、暗記をした後にスマホやPCをいじってから寝ても効果は出ません(^^;

暗記をしたらすぐに寝るようにしましょう!

 

運動しながら暗記をする

これ、私の最大の武器でした。笑

「とりあえず5感を使いまくったほうが絶対覚えやすい!」という独自理論のもと、体を動かしながら、声に出して暗記をしたりしていました。

シェイプアップ効果及び睡眠妨害効果も発動し、かなりお勧めの勉強法です!!

合格ライン

100点満点中(商業簿記が60点、工業簿記が40点配点)70点以上とれば合格です。

この70点という合格ラインは試験の難しさや受験生全体の出来に関わらず毎回、固定になります。

ちなみに、筆記による簿記検定は6月、11月、2月の年3回あります。

参考までに商工会議所のホームページを載せておきます↓

商工会議所ホームページ

おわりに

今回は社会人で簿記2級を目指す場合の勉強時間や学習方法等をご紹介しました。

簿記2級は企業でも高く評価されている資格であり、仕事面でも役立つ機会が多々あると思いますので、興味のある方は是非チャレンジしてみて下さいね^^

最後まで記事を読んでくださり、ありがとうございました!

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