【公認会計士はやめとけ】←この真相を現役会計士が徹底解説します!

公認会計士
公認会計士を目指そうと思ったけど、友達や親から「どうせ受からないからやめとけ」って言われた。
試験に受かっても就職できないって聞くし、目指すのはやめた方がいいかしら。

せっかく公認会計士を目指そうと思っても、周囲からネガティブな意見を言われると気持ちが揺らいでしまいますよね。

上記の内容も含め、「公認会計士はやめとけ」と言われる理由はいくつかありますが(皆さんも1つ2つは聞いたことがあるのではないでしょうか。)実は的を得ているものもあれば、噂だけが先行していたり、事実とはちょっとズレた意見も含まれていたりします(^_^;)

そこで今回は、「公認会計士はやめとけ」に対する真実をこれまでの経験を踏まえ、現役公認会計士のコメ子がぶっちゃけてみようと思います!

丁寧に分かりやすく解説いたしますので、是非最後までお付き合いください!

公認会計士はやめとけの理由

私自身の経験やネットでのリサーチから、「公認会計士はやめとけ」と言われる理由には、大きく以下の5つがありました。

  1. 試験勉強が難しすぎる
  2. 就職できない
  3. 仕事が激務
  4. 仕事が単調でつまらない
  5. AIに仕事を奪われる

では実際のところどうなか、1つずつ掘り下げて解説していこうと思います。

試験勉強が難しすぎる

すでに勉強をスタートさせている方はお分かりになると思いますが、公認会計士の試験範囲はとてつもなく広く、簿記を知らない状態からのスタートであれば、合格までに数年の勉強期間が必要となります。

ちなみにコメ子も簿記について何も知らない状態から勉強を始め、合格までに4年かかりました。

また、公認会計士試験は大学在学中の合格率が高い傾向にありますが、公認会計士を目指すのであれば、華のキャンパスライフは送れないと思って下さい。

他の大学生がバイトや恋愛、サークルに勤しんでいる時間を勉強に当てる覚悟が必要になります。

辛口コメントですみません。。(_ _;)

しかしながら、この覚悟があれば誰でも合格し得る試験というのもまた、事実です。

公認会計士は、長期戦を覚悟しなければならない辛い試験となりますが、勉強時間を確保できれば、誰もが合格可能な資格となりますので、公認会計士に興味がある方はまずは覚悟が持てるか、自分自身に問いかけてみてください。

公認会計士の合否が勉強量に起因することは以下の記事でも解説しておりますので、宜しければ併せて読んでみてくださいね^^

公認会計士を社会人から目指すのって無理?現役会計士がズバリ解説!

既に勉強を始めている方へ

既に公認会計士の試験勉強を始めている方の中には、試験勉強を続けるべきか、やめるべきか悩んでいる方もいると思います。

引ける時期なら引いても良いですが、引けないのであればもう続けるしかありません。

今は辛く苦しいと思いますが、公認会計士合格後は今ほど勉強する機会はもう訪れません。

努力した分、結果として返ってきますので、一生分の力を振り絞って頑張ってみてほしいです!


参考までにコメ子の短答式試験までの勉強時間の記事を載せておきます。良ければ併せて読んでみて下さいね。

公認会計士 短答式試験までの勉強時間!合格者が実績と合格の秘訣を大公開!!
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就職できない

ちまたでは、公認会計士に合格しても就職できない!という噂がありますが、正直なところ、公認会計士試験に合格すれば、監査法人への就職はそれほど難しくありません。

実際、公認会計士試験合格者平均1,300人強に対し、4大監査法人だけで1,000人以上の採用枠を設けています。

また、民間企業の経理部等を志望する場合にも公認会計士の資格は大きな武器になります。

そのため、公認会計士試験に合格しても就職できないということはほぼないため、安心して下さいね^^

公認会計士の就職については以下の記事で詳細に解説しておりますので、良ければ併せて読んでみてください。

公認会計士の資格を取っても就職できない!?嘘か本当か 現役の私が解明します!

仕事が激務

繁忙期

公認会計士は繁忙期と閑散期の差が非常に激しい職種であり、繁忙期は深夜残業も覚悟する必要があります。
しかしながら、閑散期には長期で休暇を取ることも可能なため、繁忙期を乗り越えることができる人にとっては、公認会計士はとても良い職業かと思います。
実際、繁忙期である4月は80~100時間ほどの残業を行う可能性がありますが、繁忙期を乗り越えた6月や8月は長期で海外旅行を楽しむなど、本当に時期により差がある職種です。

繁忙期については以下の記事で詳しく記載しておりますので、是非、読んでみて下さい!

仕事が単調でつまらない

ここでいう仕事は「監査」を指しているかと思います。

公認会計士の独占業務である監査は、1年間の中で実施する業務の内容と流れがおおよそ決まっています。

そのため、現場責任者であるインチャージ業務を数年経験すると、監査については一通り理解ができ、その後は同じことを繰り返しているように感じる人もいるようです。

インチャージを任せられた当初は刺激とやる気に満ち溢れておりますが、徐々に仕事に面白みを感じなくなり、監査法人からの転職を考える人も少なくないのは事実です。

ただし、この監査に面白味を感じるか感じないかは人それぞれであり、監査に魅力を感じ、一生、監査法人に勤める人も、もちろんたくさんおります。

また、公認会計士の仕事は監査に限られません。

監査業務を卒業したとしても、監査で培った知識や経験を活かし、個人会計事務所の設立、民間企業の経理部門やコンサルティング会社等、色々な方面に羽ばたくことができます。

また、監査法人内でも、ある一定の経験を積めば、海外駐在や民間企業への出向、アドバイザリー部門への異動など、キャリアアップのための選択ができます。

監査以外にも様々な選択肢を持つことができるのは公認会計士という資格を取得した者だけの特権ですね(^^)

AIに仕事を奪われる

ここで懸念されているように、IT技術やAIの導入については公認会計士・監査業界でも急速に進んでおり、数百年先にはAIが全ての業務を完結させる時代が来るのかもしれません。

しかし、いまこの記事を読んでいる皆様の時代には、公認会計士の仕事が全てAIに奪われるということはないと考えています。

なぜなら、公認会計士の独占業務である監査にしても、他の業務にしても、公認会計士の資格を持って実施する業務には「判断」が必要になるからです。

ルーティンワークの一部については今後もIT化が進むと思いますが、この「判断」の部分についてはAIの力ではまだまだ難しく、知識と経験を持った公認会計士が必要とされます。

おそらく、公認会計士の業務がAIに奪われる時代には、他の業種の多くがAIに仕事を奪われているのではないでしょうか。(^_^;)

まとめ

ここまでで公認会計士はやめとけと言われる5つの理由について、解説してきました。

もし、この中でどうしても許容することができない事項がある場合、公認会計士を目指すのはやめたほうが良いと思いますが、頑張れそうということであれば、是非、公認会計士を目指していただきたいと思います!
今回は「公認会計士はやめとけ」の視点から記載しましたが、公認会計士になってよかったこともたくさんあるため、最後に少しだけ記載させて下さい。

公認会計士になってよかった

以下の記事では下記の10個の観点から公認会計士になってよかったことを記載しております!

公認会計士になってよかったこと10選【現役会計士の意見を聞いてみよう】

  1. 試験勉強も終われば宝物
  2. ウハウハ?のお金事情
  3. メキメキ成長できるよ。〜仕事についてpart1〜
  4. 普通はできないまたとない機会〜仕事についてpart2〜
  5. 社会人にしては珍しい長期休暇
  6. ネチネチマンはいない?職場の人間関係
  7. 選び放題!?あなたのキャリア
  8. 男性会計士必見!モテる!
  9. 羨望の眼差し!?社会的ブランド
  10. たそがれてみた〜人生について〜

公認会計士は大変なことも多いですが、なってよかったこともたくさんありますので、良ければ読んでみて下さい!

おわりに

私が「公認会計士はやめとけ」に対し、お伝えできることは全て記載しました。

あとは、皆さんの選択次第であり、目指すも目指さぬも皆さんの自由になります。

ただ最後に一言、述べさせていただくのであれば、皆さんの人生ですので、周りの意見に惑わされるのではなく、自分の意思に従って、未来を切り開いていただけたら嬉しいです。

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