公認会計士のバッジって見たことないな。
どんな意味があるのかしら。
今回はバッジが秘める意味から知名度が低い理由まで、バッジに関する様々な要素をご紹介したいと思います。
現役の会計士でも知らない情報ばかりですので、この機会に知識を身につけて、みんなにお披露目しちゃいましょう!^^
丁寧に解説しますので、是非最後までお付き合いいただけると嬉しいです!
バッジのご紹介
皆さんは公認会計士のバッジをご覧になったことがありますか?
そもそも公認会計士にバッジが交付されることを知らなかった方もいると思います。
実は弁護士などと同じように公認会計士になると以下のバッジが交付されます。(裏面には公認会計士の登録番号が刻印されています)
どうでしょうか?カメムシに似ていますか?笑
(ラデンキンカメムシ↑)
なお、昭和51年11月~平成21年6月まではこちら↓(現在も使用可能)のバッジでしたが、平成21年7月から上記のものにデザインが変更されています。
引用:日本公認会計士協会HP
では、公認会計士のバッジにはどのような意味が込められているのでしょうか。
込められた意味
意味は日本公認会計士協会のホームページに掲載されています。
デザイン:基本図形の正方形の集合を楕円で切り取ったデザイン
意味:「安定感」を持つ正方形の連続により経済社会の安定を守る公認会計士の連帯を表し、正方形が構成する楕円は「グローバルなイメージ」を感じさせ、世界経済を守る公認会計士の誇りを表しています。出典:日本公認会計士協会HP
交付される時期
- 2年以上の実務経験(業務補助等)
- 3年間の実務補習
- 修了考査に合格
でも、公認会計士のバッジって一度も見たことないわよ。
知名度が低い理由
- 業務上、着用の必要性がない。
- バッジが交付される時期が公認会計士名簿への登録後。
- 単純にダサい。
特に着用が習慣化されない理由は1つ目の理由が大きいでしょう。
弁護士は裁判所への出入り時などにバッジの着用が必要ですが、公認会計士は一般会社へ伺い業務を行うだけのため、公認会計士であることを示すには、クライアントと名刺交換をするだけで事足ります。
また、2つ目のバッジが交付される時期は上述した通り、公認会計士試験合格後ではなく、2年間の業務補助等と3年間の実務補習制度を経たあとに、日本公認会計士協会が実施する修了考査で合格した後になります。
ちなみに修了考査の辛さは以下の記事でもご紹介中です↓笑
公認会計士試験合格者は、会計士名簿への登録前も監査法人等で業務を行うことが可能であり、登録前後で大きく業務内容が変わるわけではないため、「バッジが交付された。じゃあつけよう!」とはあまりならないようですね(^^;
また、”公認会計士のバッジはカメムシに似ててダサい”という理由で身につけない方も一定数いますね。
〜補足〜
着用については様々な工夫がなされており、タイタック式(衣服に穴が開いてしまうデメリットがある)のものだけでなく、衣服を問わず会員章を着用できるようにと新たにクリップ式のバッジが追加されています。
女性に配慮した形式のようですが、周囲の会計士仲間を見渡すと、まだまだ普及までは長い道のりとなりそうです。
タイタック式・クリップ式のバッジの写真出典:日本公認会計士協会HP
税理士のバッジ
公認会計士の関連資格である税理士にもバッジがあります。
税理士バッジのデザインは、二重の円の中に日本の国花である「桜」があしらわれたもので、意味は以下の通りです。
外側の円が日本の「日」を示し、「日」とともにどこまでも進行(隆昌)することを意味しています。また、中央には日本の国花である桜を使用しています。
引用:日本税理士会連合会HP
ただ、税理士バッジも着用率が低いため、見たことがある人は少ないのではないでしょうか。
きみも炭治郎!?
『公認会計士 バッジ』と調べると、検索の予測に『鬼滅』と出てきます。
公認会計士のバッジがアニメ・鬼滅の刃に出てくる竈門炭治郎の市松模様の羽織に似ているからのようです。笑
コメ子も鬼滅の刃、大好きです!
鬼滅に感化されてバッジを着用する会計士が増えれば、話題性を呼び、子供達にも人気の職業になるかもしれませんね。
おわりに
今回は公認会計士のバッジについてご紹介しました。
恥ずかしながら、会計士でありながらバッジの意味を知らなかったため、コメ子も大変勉強になりました(^o^;)意味を知ると、少し愛着が湧くものですね。
皆さんも公認会計士になればもらえるので、楽しみにしててくださいね。笑
最後まで記事を読んで下さりありがとうございました。