公認会計士 短答式試験までの勉強時間!合格者が実績と合格の秘訣を大公開!!

公認会計士

 

公認会計士試験の第一関門といえば、短答式試験ですね。

短答式試験って合格するにはどれくらい勉強すればいいんだろう。

合格するための秘訣って何かないのかしら?

公認会計士の試験を受けるにあたり、上記のような疑問を誰もが一度は考えたことがあるのではないでしょうか。

難関資格で長期間勉強しなきゃだし、それは気になるわよね。

そこで、今回は短答式試験合格までの勉強時間や秘訣を実績に基づき、大公開していきます!!

この記事を読めば短答式試験に対する不安や疑問が少しは減るかと思います(*^^*)

短答式試験に1発で合格した筆者が丁寧にお伝えするので、ぜひ最後までお付き合いいただけると嬉しいです!

短答式試験までの総勉強時間

最初に実績を発表しちゃいます!

ずばり公認会計士 短答式試験合格までの総勉強時間は約2000時間です!

ちなみに筆者は”公認会計士”という資格について何も知らず、一度も簿記に触れたことがない状態から勉強をスタートさせました。

そのため、この勉強時間は簿記に関しての知識が全くない初学者が短答式試験合格までにかかった総勉強時間と思って下さい。

では、短答式試験までに費やした勉強時間の月別変動を見ていきましょう。

勉強時間の月別変動

筆者は勉強を始めた2年目の12月に短答式試験を受験、合格しました。


1年目と2年目でずいぶんと勉強時間に差があるわね。何があったのかしら。

1年目は4月-3月までで700時間なのに対し、2年目は4月-12月までで1200時間も勉強してるな。

この疑問は次章で解決するので待っててくださいね。

― 勉強1年目 4月~6月 ―
予備校に通い、平日の約2時間、簿記の勉強に励む。

※6月に簿記検定3級を受験、合格。

ちなみに簿記検定3級の勉強時間については以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてみて下さい↓

【簿記3級の勉強方法】初心者でも絶対受かる!

【簿記検定3級の勉強時間】社会人が合格するためには100時間必要!

【簿記検定3級の勉強時間】1ヶ月で合格するならこの方法!

― 勉強1年目 7月~1月 ―
予備校に通い、平日の約2時間、簿記の勉強に励む。

※11月に簿記検定2級を受験、合格。

ちなみに簿記検定2級の勉強時間については以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてみて下さい↓

【簿記検定2級の勉強時間】社会人が合格するためには〇〇時間必要!

簿記検定2級と3級は、誰でも一定の勉強をすれば合格することが可能です。

― 勉強1年目 2月 ―
転機が訪れる。
筆者と同じく簿記の勉強をゼロからスタートさせ、勉強3年目で論文式試験まで合格した先輩と話す機会が予備校で設けられた。
公認会計士試験に対する自分の考えの甘さに気付かされる。

― 勉強1年目 2月~勉強2年目 6月 ―
合格者の体験談を聞いたことを転機に自分の勉強時間を見直す。
予備校に通い、平日・土日関わらず可能な限り1日約6時間以上、簿記の勉強に励む。

※6月に簿記検定1級を受験、合格。

― 勉強2年目 7月~勉強2年目 12月 ―
予備校に通い、平日・土日関わらず可能な限り1日約6時間以上、簿記の勉強に励む。短答式試験直前は就寝、食事、お風呂等の生活に最低限必要な時間以外は全て勉強に充てる。

※12月に公認会計士 短答式試験を受験、合格。

焦りスイッチ→オン

前章の勉強時間の推移を見ていただくと分かると思いますが、 勉強1年目の2月を転機として、急激に勉強時間が増加していると思います。

勉強を開始した当初は公認会計士という資格について何も知らないため(調べようとしなかった自分が悪い・・。)とりあえず予備校に通い、講義を受けていればいつか資格が手に入るぐらいの軽い気持ちでいました。

簿記検定2級も受かったし、いつか受かるっしょ。

そのため、 勉強1年目の2月までの勉強量は予備校の講義+簿記検定の前に少し勉強する程度に留まっていました。

しかしながら、合格した先輩の話を聞いた時、私の公認会計士試験の合格確率は0%”と思い知らされたのです。

先輩
(合格者)
自分
(コメ子)
1日の勉強時間基本的に8〜10時間近く勉強勉強時間は1日約2時間
予備校のクラス別テスト(※1)上位20位/200人は当たり前上位に入った経験なし
自習室の貸与(※2)当たり前に貸与されている貸与された経験なし

※1:予備校では毎回、クラス別の上位30位は掲示板に張り出されるシステムでした。
※2:予備校では成績の上位者には自習室に固定席が確保され、好きなときに勉強ができました。

さらに、先輩によると、

先輩と同じレベルの成績を収めていても不合格になる人もいる。
この予備校で先輩の成績は合格者の最低ライン(だって、公認会計士試験の合格率って受験者の10%ぐらいじゃん?)
簿記検定1級から検定のレベルも上がるし、簿記検定1級ぐらい取れないと公認会計士試験合格は難しい。
コメ子はやっと気が付く。自分はなんて愚かだったのだと。。。公認会計士試験はそんな甘い試験ではなかったのです。今のところ合格確率0%の女。

必死の逆転劇

完全に周囲より出遅れていることに気が付きました。短答式試験の12月まで10か月しかありません。

とりあえず予備校の講師が耳にタコができるほど言っていた「計算を先に固めなさい。理論はあとでどうにでもなる」を信じ、まずは6月の簿記検定1級の合格を目標としました。

勉強1年目の2月時点ではすでに、監査論などの理論の授業も進んでいましたが、計算問題もまともに解けなかったため、とりあえず理論は後回しとし、計算問題を一から復習していきました。

短答式試験は「財務会計論、管理会計論、監査論、企業法」と分かれておりますが、時間のなかった筆者は6月の簿記検定1級を受験するまでは財務会計論、管理会計論の計算問題を中心に勉強し(というより理論はほぼ手を付けず)、6月~12月で財務諸表論、監査論、企業法等の暗記科目を頭に詰め込みました。

そして、勉強2年目の12月になんとか間に合い、75%の点数を取得し、短答式試験に合格することができたのです。

合格の秘訣♡

前章でも記載した「計算問題を先に解けるようにすること」です。

計算問題は解き方が身に付くまでに時間がかかるため、先に解けるようにしておき、その後、理論を学ぶことでその理解を深め、知識を強化していくことをオススメします!理論科目は暗記の要素も入るので、短答式試験が近づいてから学んだ方が頭に残りやすかったりもしますしね。

また、短答式試験は回答方法がマークシートですが、論文式試験は記述式のため、短答式試験の段階で計算問題を正確に解けるようにしておくことは、論文式試験の合否を大きく左右する要素ともなります。

論文式試験も見据えると、短答式試験の段階でいかに計算問題を解けるようにしておくかは公認会計士試験合格のための大きな鍵となるのです。

もちろん、理論をおろそかにしていいという意味ではないですよ(^o^;)

短答式試験本番3日前の方へ

とは言ったものの、もしかすると、この記事を読んでいる方の中には「本番直前で計算問題を1から見直す時間なんてないよ!(TT)」という方もいるかもしれませんね。

その場合、今から計算問題に手を付けてはいけません。(理由:計算問題の理解には時間がかかるため)

計算問題は短答式試験が終わってから見直すこととし、いまは目の前の短答式試験を突破するため、直前でも点数に繋がりやすい理論問題を詰め込めるだけ頭に詰め込んで下さい!

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最後に

短答式試験に合格後、真面目に勉強する転機となった予備校の先輩にお会いする機会がありました。
筆者ほど悪い成績の人が合格することはほぼないと、合格したことを大変驚いておりました。
諦めなければ誰にでもチャンスはあるのです。

公認会計士を目指し始めた人、勉強をしているがまだやる気になれない人、資格浪人をしている人、色々な方がいると思いますが、この記事が公認会計士試験を目指している誰かのやる気(焦り?)へと繋がる小さなきっかけになれたら嬉しいです。

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