【結論】公認会計士はコスパ悪いけど職業としてはめちゃくちゃ良い!

公認会計士

公認会計士ってコスパが悪いのかしら。

日本の3大国家資格の1つである公認会計士ですが、勉強時間が膨大であることから、実はコスパが悪いのでは!?という噂がちらほら聞こえてきます。

この記事の結論としては、勉強時間に対する年収の観点から見ると、コスパが悪いですが、公認会計士という職業全体で見れば、一概にコスパが悪いとも言えません。

今回は公認会計士のコスパについて、勉強時間や年収、将来の可能性を含めて分析してみたいと思います。

この記事を読み、公認会計士のコスパが良いのか悪いのかについて、各自が答えを見つけてくれたら嬉しいです!

現役会計士の筆者が丁寧に解説しますので、是非最後までお付き合いください(_ _)

公認会計士はコスパが悪いの?

結論から申し上げますと、これは人により、大きく意見が分かれます。

公認会計士になると、資格の恩恵を受けられる場面も多いため、大いに資格を活用できている人にとってはコスパが良いと感じますし、そうでない人にとってはコスパが悪いと感じるでしょう。

では、コスパが悪いと考える人はどのような理由でそう感じるのでしょうか。

次章でみてみましょう。

コスパが悪いとされる理由

公認会計士のコスパが悪いとされる1番の理由は費やす時間の割に将来得られる収入が低いからだと思います。

具体的に以下の観点から1つずつ紐解きます。

  • 勉強時間
  • 平均年収

勉強時間

公認会計士試験に合格するために必要な平均勉強時間は約3000時間と言われており、かなりの時間が必要になります。

例えば、大学生で現役合格を目指す場合、周囲がサークルやゼミナール、バイト等に力を入れている中、自分はひたすら机に向かわないといけません。

なお、公認会計士試験と大学生活の実態は以下の記事で詳細に解説しています↓

公認会計士を目指すと大学では遊べないの?現役合格者が実態を大公開!

さらに、公認会計士試験に合格してもまだ「公認会計士試験合格者」であり、正式な「公認会計士」として名乗るには2年以上の実務経験と3年間の実務補習を経た後に「修了考査」と呼ばれる試験で合格する必要があります。

つまり、公認会計士になるまでには数千時間という膨大な時間を費やす必要があるため、そこまでして取る価値のある(=コスパの良い)資格なのかという疑問の声が挙がっているのです。

そこで次に公認会計士になった場合の年収をみてみたいと思います。

平均年収

簡便的に算定したものですが、公認会計士の平均年収は以下の通りです。

公認会計士・税理士の平均年収

  • 774万円

※「きまって支給する現金給与51万円×12ヶ月分」と「年間賞与その他特別給与162万円」を足した数(企業規模計1,000人以上の場合)

引用:賃金構造基本統計調査 / 令和3年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種

これはあくまで平均であり、1000万円以上稼いでいる公認会計士もたくさんいますが、この金額であれば勉強などせずとも、就活を頑張り、大手の商社や銀行に就職したほうが全然コスパが良いと思う人も多いようです。

このように、公認会計士は勉強に費やした時間の割に、平均年収があまり高くないことから、公認会計士のコスパは悪いという意見が出ています。

コスパが悪いと言われる理由も分からなくはないわね。

では、本当に公認会計士はコスパが悪いのでしょうか。

筆者の意見としては、確かに資格取得までに費やす時間は長いものの、公認会計士には秘められた可能性がたくさんあるため、そこまでコスパが悪いとは思っていません。

そこで次は公認会計士に秘められた可能性やメリットをご紹介したいと思います。

資格に秘められた可能性・メリット

公認会計士の資格に秘められた可能性やメリットは以下の通りです。

  • 自由な職業選択が可能
  • 人として成長できる
  • 長期休暇が取れる

それぞれ詳しく解説します。

自由な職業選択が可能

公認会計士の主たる業務は監査ですが、それ以外にも企業の経理・経営、税務、コンサルティングと幅広い職業選択が可能になります。

特に公認会計士は会計関連の最高峰の資格のため、転職活動もスムーズに進む人が多いです。さらに、転職ではなく、独立して会計事務所や税理士事務所を立ち上げたり、非常勤として時間に縛られず働く等、働き方も自由に選べちゃいます^^

このように公認会計士の資格は将来の可能性を大きく広げ、自由に職業選択ができるメリットがあるため、将来、様々な業務を行ってみたい人や働き方を自分で選びたいという人にとっては打って付けの資格です。

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人として成長できる

公認会計士の主たる業務である監査では入社から3、4年経つと、インチャージという現場責任者を任せられることになります。

インチャージになると、1年間の監査スケジュールを把握し、監査法人の窓口としてクライアントとやり取りを行ったり、部下に業務を割り振ったりします。

この”チームを回す”経験を若いうちにできるのは公認会計士だからこそであり、実際のところ、この経験によって大きく成長できたと感じる人は多いです。(筆者も若い頃にインチャージを経験したことはその後の人生においても非常に貴重で意義のある経験だったと思っています。)

このように公認会計士になると、人間として成長できる機会が設けられており、この経験はその後のあなたの人生をより豊かなものにすることでしょう。

長期休暇が取れる

公認会計士はその職業柄、繁忙期と閑散期の差が非常に激しい職種です。

なお、公認会計士の激務状況については以下の記事も参照して下さい^^

公認会計士の残業時間ってどれくらい?現役の私が徹底解説しちゃいます!!

公認会計士は激務って本当?ワークライフバランス含め大暴露しちゃいます!

そのため、忙しい時期は死にものぐるいで働く必要がありますが、閑散期は1週間ほどの長期休暇が取れる等、他の業種より休みが取りやすく、旅行等にも行きやすいメリットがあります。

例えば監査法人の場合、長期休暇が取りやすい時期は以下の通りです。

時期特徴
6月1週間以上の長期休暇を取り、海外に行く人が多いです。
8月お盆と繋げて2週間近く休む人もいます。
年末年始上手く行けばクリスマス頃から休めちゃいます。

公認会計士は仕事のオン・オフをはっきりさせたい人にとっては適した職業だね。

上記で資格が持つ可能性について簡単にご紹介しましたが、この他にも公認会計士のメリットはたくさんあります。

詳しくは以下の記事でもご紹介していますので、是非併せて読んでみて下さい^^

公認会計士になってよかったこと10選【現役会計士の意見を聞いてみよう】

まとめ

公認会計士は勉強時間が長く、コスパが悪いと思われがちですが、資格を保有することで、将来の選択肢を広げ、人としても大きく成長することができます。

公認会計士のコスパが良いのか悪いのかはそれぞれ感じ方が違うと思いますので、皆さんも勉強時間や年収、公認会計士の良いところ悪いところを考え、自分で答えを導き出してほしいと思います。

最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。

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