公認会計士になるには何年かかるのかな?
公認会計士はものすごい勉強量って聞いたわ。
日本の三代国家資格である公認会計士ですが、合格までに何年くらいかかるのか気になる方も多いのではないでしょうか。
筆者の受験生時代を振り返ると、約3年〜4年の勉強期間で合格する人が多い印象でしたが、人によっては1年で合格する人もいれば、10年以上勉強している強者もいると言われています。
そこで今回は公認会計士になるにはどれくらいかかるのかについて、実際のシミュレーションも交えて解説してみたいと思います。
記事の後半では筆者のおすすめする勉強スケジュールも公開していきますので必見です!
現役会計士の筆者が分かりやすく解説しますので、是非最後までお付き合いください(^o^)
公認会計士になるには何年かかるの?
最短1年、最長10年以上です。
筆者は公認会計士試験は勉強さえすれば誰でも合格する試験だと思っていますが、公認会計士試験は以下表の通り、試験範囲が膨大であり、最低3000時間以上の勉強が必要と言われています。(勉強量が多く、勉強していると、足元や周囲が参考書で埋もれていきます(^^;笑)
短答式 | 論文式 | |
---|---|---|
試験開催日程 | 年2回 (5月、12月) | 年1回 (8月) |
科目 | 4科目 ・財務会計論 ・管理会計論 ・企業法 ・監査論 | 必須5科目+選択科目 ・財務会計論 ・管理会計論 ・監査論 ・企業法 ・租税法 ・経営学、経済学、民法、統計学の中から1つ |
回答方法 | マークシート形式 | 記述式 |
合格点 | 総点数の70%を基準として、審査会が相当と認めた得点比率 | 52%の得点比率を基準として、審査会が相当と認めた得点比率 |
まあ、これは言い換えれば、1年間で3000時間以上の勉強ができれば、1年で合格の可能性があるということです。いかに勉強できるかが、勝負の鍵ということですね。
ちなみに筆者は簿記の知識ゼロの状態から勉強をスタートさせ、合格までに4年かかりました(^^;
なお余談ですが、筆者の周囲には、一度、公認会計士試験を断念したものの、社会人になってから諦められず、再度勉強を開始し、合格した人が意外と多くいました。
では次に合格までにかかる年数を勉強時間別にシミュレートしてみたいと思います。
何年かかるかシミュレーションしてみよう!
前提:最低勉強時間3000時間以上を目標に、週6日(1か月で24日間)勉強する場合
合格までの年数 | 1日あたりの勉強時間 | 総勉強時間 |
---|---|---|
1年 | 10.5時間 | 3024時間 |
2年 | 5.5時間 | 3168時間 |
3年 | 3.5時間 | 3024時間 |
4年 | 3時間 | 3456時間 |
ただし、これは勘弁的に試算しただけの数値であり、実際は1日6時間以上の勉強を毎日行い、4年後に合格する等の受験者が多い印象です。
ちなみに短答式試験までですが、筆者の実際にかかった勉強時間を公開していますので、良ければ併せて読んでみてください!
公認会計士 短答式試験までの勉強時間!合格者が実績と合格の秘訣を大公開!!
公認会計士になるためのスケジュール
前述した通り、公認会計士試験は短答式試験が5月と12月、論文式試験が8月に実施されます。
それを踏まえて筆者がおすすめする勉強スケジュールが以下の通りです。
なお、簿記の知識がゼロから勉強をスタートさせる初学者を想定した場合の勉強スケジュールとなります。
筆者のおすすめする勉強スケジュール:<3年合格パターン>
- 短答式試験:勉強開始2年目の5月又は12月に受験
- 論文式試験:勉強開始3年目の8月に受験
正直、初学者の場合、勉強開始年に焦って短答式試験を受験しようと知識を詰め込むのはよくないです。(勉強量が多すぎて頭がパニック状態になります。)
それであれば、1年目は簿記検定3級、2級を順調に取得し、2年目に短答式試験を受験したほうが知識も定着しやすく、精神的にも少し余裕をもって受験ができると思っています。
ただ、人により確保できる勉強時間等も異なると思いますので、皆さんも今回の勉強スケジュールを参考に、自身の環境と相談しながら、自分だけの勉強スケジュールを立ててみてください!
なお、大学生の方向けには以下の記事も参考になると思いますので是非読んでみてくださいね↓↓
公認会計士を目指す大学生のためのスケジュール!【現役会計士が徹底解説!】
ちなみに、もし公認会計士資格スクールに迷われている方がいましたら、CPA会計学院をお勧めします。CPA会計学院は公認会計士関連のダブルスクールでいま最も勢いがあり、合格者を多数輩出している学校です。
私は別のダブルスクールですが、優秀な先輩・後輩・同期の多くがCPA会計学院の出身者ですので、質は保証します。
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公認会計士の資格試験合格を目指す資格スクールを運営し、新宿校、水道橋校、早稲田校、日吉校、大阪梅田校を展開していま
【合格実績】 2023年公認会計士試験CPA会計学院合格実績
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公認会計士になるには膨大な時間がかかるけど、なる価値はあるのかしら。
そこで最後に、公認会計士になる価値はあるのかについて簡単にご紹介しておきたいと思います。
公認会計士になる価値はあるの?
これは人により意見が分かれると思いますが、筆者はなってよかった部分がかなりあります。
具体的には以下の点でなってよかったことがありました。
- 試験勉強も終われば宝物
- ウハウハ?のお金事情
- メキメキ成長できるよ。〜仕事についてpart1〜
- 普通はできないまたとない機会〜仕事についてpart2〜
- 社会人にしては珍しい長期休暇
- ネチネチマンはいない?職場の人間関係
- 選び放題!?あなたのキャリア
- 男性会計士必見!モテる!
- 羨望の眼差し!?社会的ブランド
- たそがれてみた〜人生について〜
詳しくは以下の記事で丁寧に解説していますので、良ければ併せて読んでみてください!^^
公認会計士になってよかったこと10選【現役会計士の意見を聞いてみよう】
まとめ
今回は公認会計士になるにはどれくらいかかるのかについて、詳細に解説してみました。
正直なところ、公認会計士試験は勉強さえすれば、誰でも合格の可能性があります。
そのため、皆さんもまずは3000時間を目標に勉強を頑張ってみてください!
皆さんが費やした時間は自身の糧となり、きっと実を結ぶと思います。
最後まで記事を読んでくださり、ありがとうございました!